返報性の原理(法則)という言葉を聞いたことがありますか?最近、ギブが大事ってよく聞きますよね。
返報性の原理は、何か「ギブ」をしてもらったら、必ずお返しをしたくなる原理です。
ギブをする上で、会社員やパート・アルバイトでの仕事経験が長いと、
ギブ&テイク=「ギブをしたら何かが返ってくる」というのが当たり前というのが一般的に刷り込まれていませんか?
しかし、実は9割の人が知らないことですが、「見返りを求めないギブ」が正解です。
個人でWebマーケターとしてビジネスをするには、見返りを求めないギブ=ギブ&ギブをするのが、成功への近道です。
返報性の原理を理解してギブをし続けていれば、ギブが自然と返ってきて、そこから良い循環が生まれ、勝てるWebマーケターになれます。
- 返報性の原理とは何かわかる
- 個人ビジネスでの「成功する」返報性の原理の考え方
- 返報性の原理の注意点がわかる
それでは、解説していきます。
返報性の原理とは
返報性の原理の本質
返報性の原理…特定の人から何か「ギブ」をしてもらったら、必ずお返しをしたくなる原理。
何かをしてあげる=「ギブ」は、いろいろあります。
- プレゼントをする
- 無償でサービスをする
- おまけをあげる
- アイデアを出す
- 手伝いをする
- 困ってる人を助ける
- SNSでのいいね!やコメント
などなど。
シンプルに、ギブをしたら返ってくる。
この自然な流れが、返報性の原理と言います。
返報性の原理の活用事例
【私生活での活用】
友人の間でも、誕生日プレゼントをもらったら、覚えておいて、相手の誕生日プレゼントを返そうと思いますよね。
【ビジネスでの活用】
企業が行なっているサンプル品の配布や、試食サービスなどもギブに当たります。
【個人ビジネスでの活用】
個人のビジネスでは、日頃の有益な情報の発信や、クライアントに対するアイデアや助言・対価以上の奉仕などのギブがあります。このギブの積み重ねが、信頼関係の構築や濃いファン化につながり、リピートが生まれます。
敵意も返報性の原理で返ってくる
いいことだけではなく、敵意も返報性の原理に則って返ってきます。
何か嫌なことをされたら、返したくなる心理になってしまうのが人間です。
- 相手に悪口を言われたら、言い返したくなる。
- 無視をされたら、無視し返したくなる。
- ケンカをふっかけられたら、やり返したくなる。
大の大人はケンカまではしないしょうが、悪いこともこうやって返ってくる理論はわかりますね。
個人ビジネスでの「成功する」返報性の原理の基本的な考え方
見返りを求めながらのギブは危険
個人のビジネスでの活用方法として、返報性の原理の1番大事な考え方をお伝えします。
それは、ギブはギブでも「見返りを求めるギブは厳禁」という考え方です。
なぜ見返りを求めていけないのか?疑問に思う人も多いでしょう。
あなたがこれまで会社員やパート社員で働いている時、何かやってあげたら「お礼やお返し」を求めたことはありませんか?
せっかく良い仕事をしても、「これだけのことやったんだから、また次もお仕事くださいね」とか、そこまで言わなかったとしても、その感情は嫌な空気感として必ず感知されてしまいます。
「あ、この人お礼か何かして欲しそうだな」「何かお返し欲しそうだな・・」と気づいてしまうのです。
こんな風に見返りを求めていることに気づいたら、「なんて厚かましい奴だ」と思われてしまい、返したくても返したくなくなってしまうのが、人の心理です。
したがって、見返りを求めながら行うギブは、とても危険なのです。
成功するためには、見返りを求めないギブをするべき
「見返りを求めないギブをするべき」と聞いて、こんなこと思いませんでしたか?
- ギブをするときに見返り求めないって、難しい。
- 返ってこなかったら、自分損ばっかりしそう。
- ギブばかりで疲れ切っちゃうんじゃない?
- ずっと今までギブ&テイクで生きてきたのに。
私もこんな風に思っていたので、よくわかります。これは会社員マインドとも言えます。
- 「こんなにやってるんだから、もっと給料あげてほしい」
- 「こんなに頑張ったんだから、ボーナスもっとほしい」
会社員は、やったことに対しての対価を求めがちです。
しかし、Webマーケティングを仕事にして生きていくには、この会社員マインドを持ったままだと、絶対に成功しません。
見返りを求めない価値提供の考え方は、文字通り見返りを求めず、とにかくギブをし続けることです。
例えば、
- 有益な情報を出し続けるのもギブ
- プレゼントやコンテンツを個別に届けるのもギブ
- いただいた対価以上の価値を届けるのもギブ
特に、いただいた対価以上の価値を届けるギブは、良い循環を生みやすいです。
例えば1万円の価値の仕事に、見返りを一切求めずに、5万円以上の価値の仕事をしたとします。
相手は、「え!?1万円でこんなすごい仕事してくれるの!??」と驚きます。
1万円の仕事なので対価は1万円ですが、ギブした5万円のうちの残り4万円のギブは、「感動」として相手に残ります。
すぐには返ってこなくても、心配しなくてもそのうち良い流れとして返ってきます。
そしてビジネスもどんどん大きく成長していくのが理想の姿です。
返報性の原理をうまく利用する考え方を持ちましょう。
1万円の仕事に対して、5千円分の仕事しかしなかった時
頼まれた仕事の半分の価値しか提供していなかったら、相手からは決して良い風に思われないですし、悪評として広められてしまいます。 個人としてWebマーケティングをやっていくときに、これは致命的な痛手になってしまいます。
良いことよりも悪いことの方が広まりやすいのが世の常だということを肝に銘じましょう。
返報性の原理は相手を見極めることが超重要
誰でもにギブをしていては、エネルギー切れや疲れが起きてしまうことがあります。
結論、ギブする相手を見極めることも超重要です。
見極めるべき人とは、あなたのギブを搾取し続けて、もらうことが当たり前と思っている人です。
一定の割合で搾取するのが当たり前なテイカーのような人っているものです。
こういう人と付き合っていると、良い循環が生まれないばかりか、疲弊してしまい、エネルギーが枯渇してしまいます。
まとめ
今回は、返報性の原理を個人のビジネスに活用して成功する考え方について、お伝えしました。
まとめると、次のとおりです。
- 返報性の原理とは
返報性の原理の本質
敵意も返報性の原理で返ってくる - 個人ビジネスでの「成功する」返報性の原理の基本的な考え方
見返りを求めながらのギブは危険
成功するためには、見返りを求めないギブをするべき - 返報性の原理は相手を見極めることが超重要
あなたが返報性の原理を使いこなせば、必ず良いエネルギーに乗って自分に返ってきます。
それを信じて、まずはギブギブギブギブギブをしてみてください。
相手がテイカーだった時は、そっと自分から距離を置いてみましょう。
そして相乗効果でWIN-WINできる相手を見つけ、お互いに成長を目指していける良い関係性を築けるようになれば、きっと成功への近道になります。
最後までお読みいただきありがとうございました。