ビジネス系のYouTube台本を書こうとした時に、こんな悩みはありませんか?
- どんな風に台本を書けば良いかわからない
- わかりやすい台本の書き方がわからない
- 離脱されない台本の書き方を知りたい
せっかく手間や時間・お金をかけて作るビジネス系YouTube動画の台本だったら、
「最後まで見たい!」
「参考になった!」
「また見たい!」
こんな風に思われたいですよね?
「見たい動画」と思ってもらえるような動画の台本を書くには、まず台本の型を理解する必要があります。
今回は、ビジネス系YouTuberとしてコンテンツ販売を成功させた先駆者である、イングリッシュおさるさん(以下おさるさん)の台本を参考に解説していきます。
おさるさんは《ビジネス系YouTuber》としてだけでなく、《YouTubeマーケター》として凄まじい実績を持っている方です。
✅YouTube登録者数40万人
✅公式LNE登録者20万人
✅起業1年で月商3.6億
✅起業2年半で累計17億
X(YouTubeマーケおさる)より引用
おさるさんの動画や台本の構成は、先駆者として成功されていることから、あらゆるジャンルのビジネス系台本で1番参考とされていて、似たような動画を見たこともある人も多いと思います。
ですので、ビジネス系のYouTube台本で悩んでいる人には必見の内容になります!
- ビジネス系YouTube台本の構成がわかる
- どんな台本が「良い台本」なのかわかる
- 最後まで見てもらうための動画の構成のコツがわかる
イングリッシュおさるさんがYouTubeでどうやって成功したのか、経歴や稼ぎ方についての記事はこちらをご覧ください。
なぜイングリッシュおさるさんの台本がビジネス系として参考にされているのか?
先ほども書きましたが、世のビジネス系YouTuberの多くは、おさるさんの台本を参考に動画を作っています。 なぜイングリッシュおさるさんの台本が参考にされているのか?と言うと、
その理由は、「一貫性があるから」です。
と思うかもしれません。 ちょっとふわっとしていてわかりにくいですよね。
「一貫性がある」とは、視聴者に最初から最後まで主張を一貫して伝えると言うことです。
例えば、まず動画を見ようとするときに、最初に目に入るのは「サムネイルとタイトル」ですよね? 「サムネイルとタイトル」に興味を持つものがあるからこそ、「この動画から情報を知りたい」と思って初めて動画を見始めます。
おさるさんのサムネイル一例
「人間がどうしても見たくなる心理」を突いたサムネイルになっています。
次に動画の冒頭部分を見ていき、 だいたい一般的には最初の2〜3分で最後まで見るかどうかを判断されています。
冒頭の部分で、「見たくなる心理」を突いたサムネイルとタイトルでクリックしたのに、知りたい情報が得られない=一貫性のない動画だと判断されたら、そこですぐに離脱されてしまうということです。
さらに冒頭のみならず、本編でも続きが見たくなるような工夫をどんどん詰め込んでいます。続きが見たくなり、動画の質も高く、最初から最後まで満足できる内容にすることで、一貫性を与えることが出来ます。
つまりおさるさんの動画は、「引きが強いサムネイル・タイトル」だったとしても、一貫性がある=内容の濃さや質の高さが見劣りしない質の高さがあるため、最後まで見てもらえる構成になっているのです。
だから、世の中のビジネス系YouTuberはおさるさんの台本の構成を重要視して作っているんです。
それでは、一貫性がある構成とは一体どんな構成なのか?詳しく解説していきます!
動画・台本の構成を理解する
おさるさんの動画・台本は、ざっくり上図の構成になっています。
サムネイル
サムネイルは、大きく3つのパターンで「どうしても見たくなる」人間の欲求を駆り立てるものになっています。
このように、心理的に見たくなる欲求を刺激し、この動画を見ると得られる未来を想像させ、クリックに促します。
クリックをしてもらえないとその動画は一生見てもらえないことから、動画の企画をする上では最重要ポイントです。
サムネイルは最後に作る人も多いとは思いますが、視聴者が最初に見るサムネイルから企画するのが本来のあるべき姿です。
タイトル
タイトルについては、おさるさんはサムネイルと同じ内容でも良いと主張されていましたが(2023年SNSサミットより)、私個人的にはサムネイルとは別の言葉を書くのがベストだと思います。
なぜかと言うと、サムネイルを見て次にタイトルを見て、「こんなことが得られるんだな」と瞬時に視聴者が判断しているからです。
サムネイル:お掃除機能付きエアコン 絶対買うな
タイトル:【後悔確定】お掃除機能付きのエアコンは買うな
このサムネイルは、私が実際におさるさんの台本構成を意識して作成した、サムネ・台本・動画編集をしたものの一例です。
サムネイルはインパクトのある絵と言葉で興味を引き付け、 タイトルを見た時に「え?後悔するの?なんで?気になる!」と思わせることが出来ます。
このように、長く説明しなくても、「気になるしかない」と思わせるような、短文で刺さるコピーライティングができればサムネイルとセットで最強になります。
あなたのジャンルの競合が
- どんなサムネイルとタイトルにしているか?
- どんな言葉が伸びているのか?
という視点で、「気になるワード」を調査してみることをオススメします。
オープニング
オープニングがサムネイル・タイトルの次に最も重要です。
それは、視聴者がサムネイル・タイトルで想像した「得られる未来・欲しい情報」が冒頭で説明されているかどうか。見る価値があるかどうかを判断しているからです。 ここで視聴者に動画を見る「理由付け」ができれば、視聴してもらえやすい動画になります。
ここからはわかりやすいように、こちらの動画を引用してお伝えしていきます。
①挨拶
さらっと1秒程度。長々と話さないことがポイント。
②動画の概要
端的に動画内容を提示します。
③タイトルの回収
ここで動画を見る理由を明確化します。
④PASTERフォーミュラ
『PASTERフォーミュラ』とは、ライティングの型の一種で、「迷える子羊を導く」という意味合いがあります。 冒頭2分までの間に、何かの悩みを持った状態で動画を見にきている視聴者を解決へと導く未来を『PASTERフォーミュラ』で表現し、動画の重要性や最後まで見る必要性を訴えます。
Problem 問題
視聴者が持つ悩み・理想の姿に共感し、代弁する
▼
Amplify 問題の拡大
悩みや問題を放置した結果を具体的に伝える
▼
Solution 解決策
解決策に具体性を持たせて信頼度を上げる
▼
Transformation with testimony 変革と証明
事実や自身の実績を提示し、話の信憑性を高める
▼
Offer 提案
途中離脱する人を取りこぼさないように一度行動を促す
▼
Response 返答の呼びかけ
問題解決をする未来を提示する
以上の内容を2分に凝縮することで、「最後まで見る価値がある動画」だということをアピールすることが出来ます。
これが2分以上になってしまうと、「本題までが長い」とダラダラ感が離脱につながるので注意が必要です。
本編
いよいよ動画の本題に入っていきます。
ここで大事になってくるのが、「動画の質」です。
サムネイル・タイトルで強力な引きでクリックさせ、さらに冒頭の2分で動画を見る必要性を訴求させているので、 いざ見ようとした動画の質が低かったり、内容が薄かったりしたら、どう思いますか?
「期待外れ」だと思われて、信頼もなくなってしまいますよね。
おさるさんは一貫性を保つために、どの競合よりも「質の高い動画」を追求して、視聴者の満足度を高めます。
「質の高い動画」のポイント
…AREAの法則を使ったライティングで、視聴者が理解しやすい内容にしている。 ※AREAとは
Assertion:衝撃の結論
…視聴者の常識を覆すことで「続きが気になる」状態にする
Reason:理由
…衝撃的な結論の信ぴょう性を高める
Example:具体例
…わかりやすい例で物事の本質を理解しやすくさせる
Assertion:再度結論
…本質を理解した状態だと話が飲み込みやすくなる
…「えーっと、あー」など、無駄な言葉や合間を極力ジャンプカットする。無駄な瞬間を作らないためにも、一言一句工夫して台本に入れています。
…有料級の情報を出す。
…徹底解説や完全攻略など、1時間以上の動画。競合が面倒くさがって誰もやらない。
このように、競合よりも圧倒的な上の質を提供できるような台本を意識することが、成功の秘訣になります。
エンディング
動画の最後に、満足度を下げず良い印象で終わらせる工夫がされています。
①エモいメッセージ
エモいメッセージで視聴者の心に訴えかけます。 ただの情報発信だけで終わるのではなく、 演者の人となりがわかるように工夫しましょう。
②復習
動画の復習をして、視聴者の満足度を向上させます。
③登録誘導
満足度が高い状態で、チャンネル登録やLINE登録の誘導のきっかけを作ります。
④エンディング挨拶
満足度の低下を避けるために早く簡潔に。
これで動画は終了になります。
ぜひ実際におさるさんの動画を見て、台本を作る視点で見比べてみてくださいね。
※注意※必ずしもおさるさんの台本のコピーが正解ではない
ここまでおさるさんの台本を参考に解説してきましたが、必ずしもおさるさんの台本が正解ではないということをお伝えしておきます。
そんなことを言うと、 「いやいや、台本の型があるから、書きやすいし、わかりやすく・最後まで見てもらえるんじゃないの?」
と思われるかもしれません。 それもそうなのですが、そこに縛られてしまうと、本来見てほしい視聴者(=ターゲットとなる人物像)に全く刺さらない動画の内容になってしまう可能性もあります。
さらに、この台本に合う内容は、ノウハウ系の動画という点もあります。
あなたの発信したい内容がノウハウ系ではない場合、この型を使うのは難しいかもしれません。
まずは視聴者があなたの動画にたどり着いた背景・悩み・生活・好きそうな言葉の言い回しなど、視聴者目線になって考えることが大事です。
その上で、おさるさんの台本のいいところを使うことが最良のコンテンツ作りと言えます。 ぜひご自身で応用できるところを活用してみるところから始めることをオススメします。
まとめ
今回は、イングリッシュおさるさんの台本について解説しました。
台本は構成と一貫性が命です。 視聴者に信頼されるような台本作りを目指しましょう。
私自身、この記事の内容を元に実際にビジネス系YouTube動画の台本・撮影・動画編集の挑戦をし、ポートフォリオを作成しました。
制作した台本・動画は4本で、タイトルとテーマは以下の通りです。
(顔はお恥ずかしすぎてお見せできません💦)
ちなみに、 YouTube限定公開で保存してあるため、検索しても出てきません。笑
1本目:【初心者向け】正しいブログの始め方5ステップ
2本目:【賃貸・持ち家論争】不動産業界の闇!家を買ってはいけない本当の理由
3本目:【衝撃】美容師が絶対言わない!白髪の原因TOP5
4本目:【後悔確定】お掃除エアコン付きのエアコンは買うな
これらはサムネイル・タイトルから考案し、一貫性を持たせた台本を意識して仕上げました。
動画編集のコツについてはただいま記事を準備中です。🙇♀️
このように、あなたの台本でも参考にしていただけたら嬉しいです。
それでは、次のブログでお会いしましょう〜🎵